1万部売れればベストセラーと言われる絵本業界で、驚異の60万部を突破した『えんとつ町のプペル』が、遂に映画化されました。大ブームとなった鬼滅の刃に比べると話題性は小さいかもしれませんが、強いメッセージ性と映像のクオリティーに胸を打たれました。

黒い煙に覆われたえんとつ町の住人はその煙の向こう側に星があることを知りません。ルビッチ少年は、町の住人に笑われながらも煙の向こうに星があると信じて、ハロウィンの日に舞い降りたごみ人間プペルと一緒に星探しの旅に出ます。苦難を乗り越えた先に、2人はえんとつ町の秘密を見つけ出すのです。

えんとつ町での人間模様は、夢を語れば笑われて行動すれば叩かれるという、まさに私たちの世界の縮図です。そんな中でも信じ抜く強さや尊さ、そして行動することの大切さを、改めてこの作品を通して学ばせていただきました。

大人が泣ける映画です。ぜひお子さんや大切な方と一緒に、映画館へ足を運んでみてください!(後盛秀範)

 

 

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